【日傘選びの新常識】可視光線100%カットがもたらす快適な夏

日差しが強くなる季節、日傘は日焼け対策だけでなく、夏の厳しい暑さを乗り切るための必需品です。しかし、「日傘を差しているのに、どうも目が疲れる…」「光が反射して景色が見づらい…」と感じたことはありませんか?

その不快感の原因は、太陽光に含まれる「可視光線」かもしれません。

今回は、この可視光線が私たちの目や肌に与える影響と、日傘の新しい基準となりつつある「可視光線カット100%」という性能がもたらす、驚くべきメリットについて詳しく解説します。

そもそも「可視光線」とは?

太陽から届く光は、主に「紫外線」「可視光線」「赤外線」の3つで構成されています。このうち、人間の目で唯一「光」として認識できるのが「可視光線」です。虹の七色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)の光がこれにあたります。

可視光線は、紫外線のように日焼けの直接的な原因になるわけではありませんが、その強い光は「まぶしさ」や「目の疲れ」に直結します。特に、真夏のアスファルトやビルの窓からの強い照り返しは、目に大きな負担をかけてしまいます。

このまぶしさを防ぐためにサングラスをかけますが、実は高性能な日傘でも同様の効果が期待できるのです。

見過ごせない「可視光線」が肌に与える影響

従来、肌への影響は紫外線が中心に語られてきましたが、近年、可視光線の影響も注目されています。

特に、可視光線の中でもエネルギーが強い「ブルーライト」は、肌の奥深く(真皮層)まで到達し、シミやくすみ、色素沈着を誘発する可能性が研究で指摘されています。

可視光線カット100%の日傘は、まぶしさだけでなく、こうした肌への影響からも私たちを守ってくれる、心強い味方と言えるでしょう。

違いは歴然!「可視光線カット100%」がもたらす3つのメリット

では、可視光線を100%カットする日傘は、具体的にどのような快適さをもたらしてくれるのでしょうか。

  1. 究極のまぶしさ対策と、目の疲労を軽減
    可視光線カット100%の日傘を差すと、まるで濃い木陰に入ったかのように、視界が驚くほど穏やかになります。日差しによる不快なギラつきから解放され、目を細める必要がなくなるため、目の周りの筋肉の緊張が和らぎます。クリアな視界で快適に過ごせるため、日中の外出が格段に楽になることを実感できるでしょう。
    この効果を最大限に高めるには、傘の「内側の色」にも注目しましょう。内側が白やシルバーなどの明るい色だと、地面からのアスファルトなどの照り返しが傘の中で乱反射し、かえって眩しく感じてしまうことがあります。内側が黒や濃紺などの暗い色のものは、照り返しの光をしっかりと吸収してくれるため、より効果的にまぶしさを防ぎ、目を守ることができるのです。
  2. 涼しさが段違い!遮熱効果をさらに向上
    太陽光のエネルギーのうち、私たちが「熱」として感じる原因の大部分は「赤外線」と「可視光線」です。地表に届く太陽エネルギーのうち、この両者で約9割を占めており、それぞれが熱の原因となります。
    つまり、これまで主に注目されてきた赤外線だけでなく、可視光線をカットすることが、日傘の下の涼しさに直結するのです。これにより、一般的な日傘よりもはるかに高い遮熱効果と涼しさを体感できます。
  3. 紫外線も照り返しも、徹底的にブロック
    可視光線カット100%を実現するような高性能な生地は、必然的に紫外線(UV)カット率も100%という最高レベルの性能を備えています。光を全く通さないほどの高密度な生地や特殊なコーティングが、紫外線もしっかりと遮断します。

「遮光率100%」と「可視光線カット100%」の違いは?

日傘売り場でよく見かけるこの2つの言葉。非常に似ていますが、実はその性能を確かめる「試験方法」に違いがあります。

  • 遮光率:光の「量(明るさ)」で測る
    JIS規格(JIS L 1055 A法)に基づいており、生地に日中晴天の昼間相当の明るさ(約10万ルクス)の光を当て、それを通り抜けた光の「明るさ」を測定します。光の総量をどれだけ遮ったかを示す指標で、生地を透過する光の明るさがどれだけ抑えられるかを表しています。

  • 可視光線カット率:光の「成分(波長)」で測る
    こちらは分光光度計という機械を使い、光を虹のように色(波長)ごとに分解します。そしてアンベル社では400nm~800nmといった可視光線の範囲で、それぞれの色がどれだけカットされたかを細かく測定します。より科学的・光学的な性能を示す指標と言えます。

【ご購入前の大切なポイント】

  1. 生地の性能について
    「遮光率100%」「UVカット率100%」といった数値は、日傘に使用している生地自体の性能値です。一般的に「完全遮光」と謳われる製品も、この基準をクリアした生地を使用しており、「遮光率100%の生地で作られた日傘」とご理解ください。
  2. 「完全遮光」と表現しない理由
    日傘は複数の生地を縫い合わせて製造するため、刺繍やミシン目から光が漏れる可能性は避けられません。また、傘として完成した状態での遮光率を測定する公的な検査方法がなく、「完全」であることを証明できないのが現状です。そのため、弊社ではお客様に誤解を与えないよう「完全遮光」という表現を控えております。
  3. 製品の品質について
    上記の理由をご理解いただいた上で、本製品がまぶしさや紫外線を強力に防ぐ、非常に優れたアイテムであることには変わりありません。どうぞご安心してお使いください。

まとめ:これからの日傘選びは「可視光線カット」もチェック!

まぶしさや目の疲れは、「仕方ないこと」と諦めていたかもしれません。しかし、日傘の性能は年々進化しています。

これから日傘を選ぶ際は、UVカット率やデザインだけでなく、ぜひ「可視光線カット率」にも注目してみてください。

まぶしさから解放され、目にも肌にも優しく、そして驚くほど涼しい。
そんな本当に快適な日傘が、あなたの夏をより豊かにしてくれるはずです。

 

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